2019年の3月。
初めて山ぐるみを食べてから10年経過していた。
杭州にある臨安の特産物専門店で久しぶりに山ぐるみを食べた。
それまでにも山ぐるみは何度か口にしたことはあったが、やはり晩秋から冬にかけての山ぐるみは鮮度が高く風味が好い。
日本ではまだ馴染がないこの山ぐるみは、常々おもしろい食材だと思っていた。
売れない理由は、このテイスト。
日本人には少々しょっぱくて甘いコーティングが施されている。
味が濃いのだ。
このままでは売れない。
ならば日本人が好む山ぐるみをつくってみよう。
美味しければ食べてもらえる。
その足で何件かの超市(スーパーマーケット)を廻り、目についた山ぐるみの商品を買い込んだ。
まずは日本での反応をみてみることにした。